横浜鶴見と未来へ 山田かずまさのブログ

みんなに寄り添う街づくり 横浜市会議員の山田かずまさのブログです。

この街で一人も犠牲を出したくない。街とみんなで「児童虐待」根絶に取り組もう。

こんにちは。

 山田かずまさです。

 先日、千葉県野田市で、実の父親の虐待により小学校4年生の女児が死亡したと思われる痛ましい事件が発生しました。そして、この父親に対する、学校・教育委員会児童相談所の対応に批判が集中しています。

 私は、法律家ですので、憶測だけで断定的なことを言うことはできません。ただ、報道から浮かび上がるこの父親の人物像からは、私が、弁護士の仕事の中で対峙してきた、ある種の「特殊な人たち」のことを思わずにはいられません。

 彼らは、攻撃的であり、言葉尻を捉えて執拗に確認し、揚げ足をとり、自らの論理で目の前の相手を支配しようとします。言葉か、物理的な暴力かは、手段の違いにすぎません。その矛先が、妻に向けられるのが『DV』,子供に向けられるのが『虐待』、企業・商店に向けられるのが『クレーマー』、学校に向けられるのが「モンスターペアレンツ」になります。

 圧倒的な理不尽は、その中で、理屈が通っているので、向かい合う人間は、時に、自分が間違っているような錯覚に陥ることがあります。我々、専門家である弁護士でも対応には大きなストレスを感じますし、若い弁護士が、こういったタイプに巻き込まれて失敗するケースも多々あります。

 こういった「特殊な人たち」との交渉は、法的知識と、スキル・経験が必要です。そのため、みなさん、決して安いとは言えない弁護士費用を払って、弁護士に対応を依頼します。

 ところが、「学校」や「教育」の現場になった途端、「特殊な人たち」との対応は、教師や行政スタッフが直接行うことが多いように感じます。もちろん、皆さん、それぞれのプロフェッションではありますが、「特殊な人たち」との交渉では必要な経験・スキルが無い場合が多いでしょう。言い方は悪いですが、これでは、刃物を持っている相手に、丸腰で向かい合うのも同然です。

 今回の、千葉県野田市の事件について、「だから仕方なかった」と言うつもりは毛頭ありません(関係者に言いたいことは、このブログの100倍あります)が、早い段階で経験ある弁護士が代理人等で関与していれば、救えた命だったかもしれないと思っています。

 私たち、弁護士・法律家としても、こういった教育現場へのコミット、行政・政治への働きかけが十分であったか、真摯に省みる必要があるでしょう。

「もし、同じ出来事が横浜で起きたら?」児童虐待の問題の最前線で活躍する後輩弁護士に聞いてみました。

 横浜市であれば、市長が教育委員会の嘱託弁護士に事件対応を委任し、弁護士が市の代理人として、保護者と交渉したであろうとのことです。そして、児童が虐待を訴えたアンケートについても、職員の間で情報開示に関する知識・ノウハウが蓄積されているので、問題のある保護者に開示されることは絶対にないだろうとのことでした。

 やはり、救えた命だったのではないかと思うと悔しくてなりません。

 野田市の事件の後、横浜・鶴見でも、子供のやけどを放置するという虐待事件が報道されました。

 横浜市は大丈夫なのか?そう思われた方も多かったと思います。

 実は、全国的に見ても横浜市は、児童虐待について、十分な予算をつけ、人的・物的に必要な体制を整えた上で、先進的な取り組みを行っています(先の後輩弁護士によれば、絶対評価で70点、相対評価で80点とのことです。この点は、また別の機会に書きます)。

 その意味で、横浜市の行政・市政は、児童虐待の問題に対し、真摯に向き合ってきたものであり、その姿勢は積極的に評価されるべきです。

 ただ、それでも起きてしまった、今回の鶴見の事件。児童虐待の根絶にゴールはありません。

 野田市では、今回の事件を契機に、時に保護者との面会にも立ち会う弁護士として「スクールロイヤー」の導入を決定したそうです。また、横浜市でも、中央児童相談所に常勤の弁護士を採用することが決定しています。

 少しずつ前には進んでいますが、私も、弁護士・法律家の一人として、政治・行政にしっかり働きかけるとともに、虐待問題に真剣に取り組んでる同僚の弁護士たちの力も借りて『横浜で子供を一人も犠牲にしない』という強い気持ちで、児童虐待の問題に取り組んで行きたいと思っています。

 この街はまだまだやれる。どんどんできる。

 一緒に横浜鶴見の未来を考えましょう。

 

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